・中味はアネホに使うものと同じ液体(5年熟成)で酸素加水分解したメタノール度の低いものを使用。
・トネリコ(フラキシヌスとはラテン語でASH WOOD/トリネコのこと)は平均250年程度の寿命があり高さ40mに達する。
・【世界の中心木】または【神の木】などと呼ばれる
・今回使用しているASH WOODは1857年に植樹され2007年に150年を記念し伐採。3年の自然乾燥を経て樽材となる。
・この27mの高さの木から36立米の木材が採れましたが、このうち割木方法で樽に使える部分は20%しかなく都合7.2立米が残りました。
・1立米から作れる樽(200L)は2つ分しかないのでこの150年物の木から全部で14個の樽が作られポルフィディオがオークションで6個を競り落としました。
・樽の製法はのこぎりによる裁断ではなく割木によって作られる。
・この樽による熟成の特徴としては樫の樽に比べて色が付きにくいこととタンニンの移行が少ないことが挙げられます。
・香りとしてはデリケート、かすかさ、ソフィストケートな純粋の、エリート的、この種独特の香りがうかがえます。
・都合1200L分が熟成用に詰められましたが5年の熟成の間に蒸発する部分を差し引き923L(約1000本分)が今回作られコートーコーポレーション(日本の代理店)専売となっています。
・ボトルも特別なものが使われ『白磁』と呼ばれるもので一般的なセラミックとは異なります。
・色合いは艶消しのオフホワイトでありとても難しいものです。
・縦に瓶の上から底部分まで溝がある形状となっており、これも白磁では非常に難しい技術の要るものでした。
・中身のフラキシヌスにふさわしいこの2点にユニークさを仕上げるために丸2年を費やしています。